京極夏彦 怪談

「了巷説百物語」(京極夏彦)はすごい!

おわりのこうせつひゃくものがたり

京極さんの「巷説百物語」がとうとう終わってしまいました…
シリーズが進むにつれて物語の登場人物が変わっていく中でも
中心的な軸は変わらずに進むのがすきな物語でしたが

終わってしまいました
このシリーズにしてはめずらしく厚めでしたね
前作の倍くらいあるんではなかろうか?
なんでも機械では巻けずに手巻きになったそうな

ともあれ 
これはめちゃくちゃ面白かったです!

鈍器本「了巷説百物語」 僕はここが好き

なによりも今回は 
謎だった 事触れの治平 の行く末やら
そもそもの最後?の大仕掛けの話だと踏んでいたので
どんな内容でくるのか気になって仕方がなかった

実際に読み進めると
いろいろな話のエッセンスがあちこちにバラ撒かれて
ニヤニヤがとまらなかった

展開としては
僕が思っていたものとはかけ離れて
「そっちかーーーー」
ってなるものでしたね

そりゃ
この厚さになるよね って納得します 笑

他の方はどうかわかりませんが
僕は今回の展開 めっちゃ楽しく読ませていただきました

最後はなんとなくそうなるかなと思っていた
展開にしてくれたのも いい感じにニヤッとポイントでしたね。


大事に大事に読み進めようと思ってたのに
真ん中すぎたあたりから もう止めるのがイヤで
読んでしまいました


そうだなー
僕は鵺よりも好きですね

意外なとこで
あー そうだったのか ってのもあって
まだ一読なのに何度も楽しめてます

「了巷説百物語」(京極夏彦)
 発売日:2024年6月19日
 出版社:KADOKAWA
 ページ:単行本 1152ページ
 価格 :4400円(税込)

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