ミステリ系 宮部みゆき

「宮部みゆき」おすすめ本!「三島屋変調百物語」その9

ほぼ1年ぶりとなる

宮部みゆき さんの時代ホラーシリーズ「三島屋変調百物語」

主人公の「おちか」は三島屋に身を寄せるとある事情のある娘。
そのおちかが聞き手となり、人が心の奥底に蓋をして鍵をかけた想いを語り聞いて
人生を切り開いていきます。

話はホラー的なもの、人の怖さ、不思議なものなどなど

シリーズ途中から聞き手が三島屋の小旦那(富次郎)に変わりましたが
そこは話の奇抜さと奥深さは変わらずに続いています。 

ここ3作品は1年ごとに発売されていたので、今回も
発売を楽しみにしてました。

最初の語り話から今に至ってはだんだんとスケール感がアップして
いる感がありそれもまた楽しい♪

今回の「青瓜不動」全部で4編の話を収録。
期待を上回る話ばかりでした!

女性の抱く悲しみ 時代の不条理 そして
おちかの出産と小旦那(富次郎)の決意とは 

今回も

読み応えがあって なおかつ 最後には泣きそうになりました。

シリーズの中でも
これは面白い!!

できたら最初から通してみていただきたい
そんな良品です!

-ミステリ系, 宮部みゆき